2023年度ACC研修プログラムを実施しました

　エイズ治療・研究開発センター（ACC）では、毎年4月にHIV感染患者の診療および支援などの実務を担う人材育成のためACCへ従事するスタッフへ研修を行っています。これまでは集合開催のため新任スタッフのみの受講でしたが、オンライン会議の浸透により今回初めてハイブリッド式にて現任スタッフも研修に参加しました。

　プログラムでは、ACC講師だけではなく、患者支援団体の社会福祉法人はばたき福祉事業団より後藤智己氏（東京HIV訴訟原告団代表）および厚生労働省（医薬・生活衛生局総務課医薬品副作用被害対策室、健康局結核感染症科エイズ対策推進室、大臣官房厚生科学課国立高度専門医療研究センター支援室）より3名の講師をお迎えし、ACC設立の経緯や医療体制・被害者救済医療について学びました。

　今年度着任したスタッフは薬剤エイズ訴訟より後に生まれた世代も多く、薬害エイズの教訓を決して風化させず未来に繋げていくことが大切です。これからも皆さまへより良い医療を提供できるよう努めて参ります。

　ACC研修プログラム受講の様子　2023年4月27日（木曜日）