JICA国際研修訪問の受け入れ

　ACCはHIV感染症の医療水準の向上を目的に、国内外の医療従事者に対し最先端の医療情報の提供や研修を行っています。
　2023年1月26日（木曜日）、ブータン、ブラジル、エスワティニ、ガーナ、インドネシア、マラウイ、ナイジェリア、パレスチナ、フィリピン、東ティモールの11か国から13人のJICA研修生がNCGM・ACCを訪れ、視察研修を行いました。新型コロナウイルス感染症の影響で、約3年ぶりの開催です。

　田沼順子医療情報室長・救済医療室長と照屋勝治ACC科医長による日本のHIVの現状やACCの説明、ACC病棟に関する講義を聴講した研修生からは多くの質問が寄せられました。講義後は専門外来を見学。田沼先生・照屋先生は診察室・相談室やカウンセリングルームなどの施設紹介だけではなく、コーディネーターナースや薬剤師、心理療法士など共に働くコメディカルスタッフの活躍についても触れ、説明しました。

　研修の最後には血友病包括外来前に設置されている「命の樹（モニュメント）」を前に田沼先生から、薬害エイズ問題やACC設立の由来を説明しました。短い時間ではありましたが、研修生の方々の今後の活動に少しでもお役に立てればと思っています。