(IDUグループ:要約版)
-薬物乱用・依存者におけるHIV感染の実態とハイリスク行動についての研究-
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| グループ長: | 和田 清 (国立精神・神経センター精神保健研究所薬物依存研究部) |
| 班 員: | 石橋正彦(十全病院) 伊波真理雄(東京足立病院) 前岡邦彦(瀬野川病院) 分島 徹(都立松沢病院) |
| 研究協力者: | 飯田信夫(回生病院) 岩井喜代仁ほかスタッフ(茨城ダルク) 岡島和夫(瀬野川病院) 尾崎 茂(精神保健研究所) 菊池周一(精神保健研究所) 黒木規臣(都立松沢病院) 高 直義(久米田病院) 小沼杏坪(国立下総療養所) 津久江一郎 (瀬野川病院) 中村亮介(都立松沢病院) 平井愼二(国立下総療養所) 藤原永徳(久米田病院) |
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【 目的 】
薬物乱用・依存者におけるHIV感染を含めたSTD感染の実態を把握し、あわせて、注射器、注射針の使用実態、性行動等HIV感染に関わるハイリスク行動を調査することによって、薬物乱用・依存者に対するHIV対策に資することを目的とした。
【 方法 】
研究は「1.精神科医療施設に入院した薬物依存・精神病患者調査」(以下、病院群)、「2.医療機関を受診していない薬物依存者調査」、「3.精神科医療施設に入院した外国人精神障害者調査」の3つから成っている。各研究においては、対象者の同意の下で、調査用紙によるハイリスク行動の聞き取り調査と採血による血清学的検査を実施した。
【 結果及び考察 】
医療施設調査では、注射針の共有経験率が1999年に激減している。これは、「あぶり」の普及(下記表)による可能性があるが、今後数年間の動向を見る必要がある。
非医療施設では、注射針の共有経験率が1999年に増加しているが、これは対象グループが、全国のグループの中でも、その他のグループに適応しにくい依存者が集まる傾向が強くなってきていることを反映していると推定できる。これはHIV、HCV感染の危険性が高いものが集まってくる傾向が強くなってきていることを示唆している。
【 発表論文 】
Kiyoshi Wada, Sharyn Bowman Greberman, Kyohei Konuma, Shinji Hirai: HIV and HCV Infection among Drug Users in Japan. Addiction 94: 1063-1070,1999.
