薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

プロテアーゼ阻害剤

ノービア®

ノービア/RTV
商品名 ノービア®
一般名 リトナビル
略名 RTV
剤形 白色のフィルムコーティング錠
粉砕・脱カプセル:×
記号  NK
規格(含量) 100mg/錠
保管方法 室温
服薬方法 1回1錠を1日1~2回  または1回2錠を1日1回
他の抗HIV薬(プロテアーゼ阻害剤)と服用
服薬時間:食後(プロテアーゼ阻害剤の服用時間に合わせる)
食後服用
補足事項:添付文書とは異なる使用方法が一般的です。
主な副作用 脂質異常症(高脂血症)(9%)、吐き気(8%)、血中ビリルビン増加(6%)、下痢(6%)、血中トリグリセリド増加(6%)
副作用の発生頻度は国内における使用成績を参考にしています。
注意事項 喫煙で血中濃度が低下すると言われています。
併用してはいけない薬や注意が必要な薬があるので、併用禁忌・注意薬リストを確認しましょう。
内視鏡実施時の鎮静薬との併用に注意が必要です。
薬価2023年4月現在 ノービア®錠 100mg 89.60
1日100mg処方の場合、30日で2,688円
1日200mg処方の場合、30日で5,376円
併用禁忌 ③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • ボリコナゾール(ブイフェンド)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アゼルニジピン含有製剤(カルブロック、レザルタス)
  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン)
  • アンピロキシカム(フルカム)
  • エスタゾラム(ユーロジン)
  • エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(クリアミン配合錠)
  • エルゴメトリンマレイン酸塩(エルゴメトリン)
  • エレトリプタン臭化水素酸塩(レルパックス)
  • キニジン硫酸塩水和物
  • クロラゼプ酸二カリウム(メンドン)
  • ジアゼパム(セルシン、ホリゾン)
  • ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(ジヒデルゴット)
  • シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ)
  • タダラフィル(アドシルカ)
  • トリアゾラム(ハルシオン)
  • バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)
  • ピモジド(オーラップ)
  • ピロキシカム(フェルデン)
  • フルラゼパム塩酸塩(ダルメート)
  • フレカイニド酢酸塩(タンボコール)
  • ブロナンセリン (ロナセン)
  • プロパフェノン塩酸塩(プロノン)
  • ベネトクラクス〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期〉(ベネクレクスタ〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期〉)
  • ベプリジル塩酸塩水和物(ベプリコール)
  • ミダゾラム(ドルミカム、ミダフレッサ、ブコラム)
  • メチルエルゴメトリンマレイン酸塩(パルタン等)
  • リオシグアト(アデムパス)
  • リバーロキサバン(イグザレルト)
  • リファブチン(ミコブティン)
  • ルラシドン塩酸塩(ラツーダ)
  • ロミタピドメシル酸塩(ジャクスタピッド)
併用注意 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • アパルタミド(アーリーダ)
  • セイヨウオトギリソウ(St.John'sWort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
  • タバコ
  • ネビラピン(ビラミューン)
  • リファンピシン(リファジン)
②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • エファビレンツ(ストックリン)
  • キヌプリスチン・ダルホプリスチン(シナシッド)
  • フルコナゾール(ジフルカン)
  • ホスフルコナゾール(プロジフ)
③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • エストラジオール
  • エチニルエストラジオール
  • エトラビリン(インテレンス)
  • ジドブジン(レトロビル)
  • テオフィリン(テオドール、ユニフィルLA、ユニコン)
  • バルプロ酸ナトリウム(デパケン、セレニカ)
  • ラモトリギン(ラミクタール)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アタザナビル(レイアタッツ)
  • アトルバスタチンカルシウム水和物(リピトール)
  • アパルタミド(アーリーダ)
  • アファチニブマレイン酸塩(ジオトリフ)
  • アムロジピンベシル酸塩(アムロジン、ノルバスク)
  • アルプラゾラム(コンスタン、ソラナックス)
  • イトラコナゾール(イトリゾール)
  • イブルチニブ(イムブルビカ)
  • イリノテカン塩酸塩水和物(カンプト)
  • インジナビル硫酸塩エタノール付加物(クリキシバン)
  • エファビレンツ(ストックリン)
  • エベロリムス(サーティカン)
  • エリスロマイシン(エリスロシン)
  • エンコラフェニブ(ビラフトビ)
  • カルバマゼピン(テグレトール)
  • キニーネ
  • クエチアピンフマル酸塩(セロクエル)
  • クラリスロマイシン(クラリス)
  • グレカプレビル・ピブレンタスビル(マヴィレット配合錠)
  • ケトコナゾール(国内外用剤のみ)
  • ゲフィチニブ(イレッサ)
  • コルヒチン
  • サキナビルメシル酸塩(インビラーゼ)
  • サルメテロールキシナホ酸塩(セレベント、アドエア)
  • シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)
  • ジゴキシン(ジゴシン)
  • シメプレビルナトリウム(ソブリアード)
  • ジルチアゼム塩酸塩(ヘルベッサー)
  • シルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ)
  • シンバスタチン(リポバス)
  • タクロリムス水和物(プログラフ)
  • ダサチニブ水和物(スプリセル)
  • タダラフィル(シアリス、ザルティア)
  • タモキシフェン(ノルバデックス)
  • デキサメタゾン(デカドロン)
  • テラプレビル
  • トラゾドン塩酸塩(デジレル、レスリン)
  • トリアムシノロンアセトニド
  • トレミフェン(フェアストン)
  • ニカルジピン塩酸塩(ペルジピン、サリペックス)
  • ニソルジピン(バイミカード)
  • ニトレンジピン(バイロテンシン)
  • ニフェジピン(アダラート)
  • ニルバジピン(ニバジール)
  • ニロチニブ(タシグナ)
  • ネルフィナビル(ビラセプト)
  • ビンクリスチン(オンコビン)
  • ビンブラスチン(エクザール)
  • フェロジピン(スプレンジール)
  • フェンタニル
  • ブデソニド(パルミコート、シムビコート)
  • フルチカゾンプロピオン酸エステル(フルタイド、フルナーゼ)
  • ブロモクリプチン(パーロデル)
  • ベネトクラクス〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病〉(ベネクレクスタ〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病〉)
  • ベラパミル塩酸塩(ワソラン)
  • ボセンタン水和物(トラクリア)
  • マラビロク(シーエルセントリ)
  • ミコナゾール(フロリード)
  • リオシグアト(アデムパス)
  • リドカイン塩酸塩全身投与(キシロカイン)
  • ロスバスタチン(クレストール)
  • ロペラミド(ロペミン)
  • 他のPI
⑤その他
  • PR間隔を延長させる薬剤(ベラパミル塩酸塩、アタザナビル硫酸塩等)
  • シアナミド(ノービア内用液併用時)(シアナマイド)
  • ジスルフィラム(ノービア内用液併用時)
  • メトロニダゾール(ノービア内用液併用時)
  • ワルファリン(ワーファリン)

世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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