薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

(非核酸系)逆転写酵素阻害剤

エジュラント®

エジュラント/RPV
商品名 エジュラント®
一般名 リルピビリン
略名 RPV
剤形 白色のフィルムコーティング錠
粉砕・脱カプセル:○
記号 表:TMC 裏:25
規格(含量) 25mg/錠
保管方法 室温
服薬方法 1回1錠を1日1回
服薬時間:食事中または食直後
食後服用
主な副作用 頭痛(16%)、吐き気(15%)、不眠症(11%)、めまい(10%)、異常な夢(9%)
副作用の発生頻度は海外臨床試験の成績を参考にしています。
注意事項 空腹時や高蛋白栄養剤(エンシュア®など)のみの服用では薬の吸収が悪くなります。 (食事量の目安:固形食で390Kcal)
胃薬(プロトンポンプ阻害剤、H2ブロッカー、制酸剤)との併用で薬の吸収が低下します。
薬価2023年4月現在 25mg 2,128.50
1日25mg処方の場合、30日で63,855円
併用禁忌 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • アスピリン・ボノプラザンフマル酸塩(キャブピリン)
  • エソメプラゾール(ネキシウム)
  • オメプラゾール(オメプラール、オメプラゾン)
  • カルバマゼピン(テグレトール)
  • セイヨウオトギリソウ(St.John'sWort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
  • デキサメタゾン(デカドロン)
  • フェニトイン(アレビアチン)
  • フェノバルビタール(フェノバール)
  • ホスフェニトイン(ホストイン)
  • ボノプラザンフマル酸塩(タケキャブ)
  • ラベプラゾール(パリエット)
  • ランソプラゾール(タケプロン)
  • リファンピシン(リファジン)
併用注意 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • シメチジン(タガメット)
  • ニザチジン(アシノン)
  • ファモチジン(ガスター)
  • ラニチジン(ザンタック)
  • リファブチン(ミコブティン)
  • 乾燥水酸化アルミニウムゲル
  • 沈降炭酸カルシウム
②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アタザナビル/リトナビル(レイアタッツ/ノービア)
  • エリスロマイシン(エリスロシン)
  • クラリスロマイシン(クラリス)
  • ダルナビル/リトナビル(プリジスタ/ノービア)
  • ホスアンプレナビル/リトナビル(レクシヴァ/ノービア)
  • ロピナビル・リトナビル配合剤(カレトラ)
③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • メサドン(メサペイン)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(ビリアード)
  • ラルテグラビル(アイセントレス)
⑤その他
  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン)
  • ソタロール(ソタコール)

世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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