薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

シングルタブレットレジメン(STR)

オデフシィ®

オデフシィ/ODF
商品名 オデフシィ®
一般名 リルピビリン
テノホビルアラフェナミド
エムトリシタビン
略名 ODF(RPV/TAF/FTC)
剤形 灰色のフィルムコーティング錠
粉砕・脱カプセル:△
記号 表:GSI 裏:255
規格(含量) RPV 25mg・TAF25mg・FTC 200mg/錠
保管方法 室温
服薬方法 1回1錠を1日1回
服薬時間:食事中または食直後
食後服用
主な副作用 ツルバダ®+エジュラント®またはコムプレラ®からの切り替え例:下痢(0.9%)、吐き気(0.6%)
ストックリン®+ツルバダ®からの切り替え例:頭痛(1.6%)、腹部膨満(1.4%)、 不眠症(1.1%)、下痢(0.9%)、異常な夢(0.9%)
副作用の発生頻度は海外臨床試験の成績を参考にしています。
注意事項 デシコビ® エジュラント®の記載内容を参照して下さい。
胃薬(プロトンポンプ阻害剤、H2ブロッカー、制酸剤)との併用で薬の吸収が低下します。
空腹時や高蛋白栄養剤(エンシュア®など)のみの服用では薬の吸収が悪くなります。(食事量の目安:固形食で390Kcal)
薬価2023年4月現在 1錠 6,152.50
1日1錠処方の場合、30日で184,575円
併用禁忌 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • アスピリン・ボノプラザンフマル酸塩(キャブピリン)
  • エソメプラゾール(ネキシウム)
  • オメプラゾール(オメプラール、オメプラゾン)
  • カルバマゼピン(テグレトール)
  • セイヨウオトギリソウ(St.John'sWort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
  • デキサメタゾン(デカドロン)
  • フェニトイン(アレビアチン)
  • フェノバルビタール(フェノバール)
  • ホスフェニトイン(ホストイン)
  • ボノプラザンフマル酸塩(タケキャブ)
  • ラベプラゾール(パリエット)
  • ランソプラゾール(タケプロン)
  • リファブチン(ミコブティン)
  • リファンピシン(リファジン)
併用注意 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • シメチジン(タガメット)
  • ニザチジン(アシノン)
  • ファモチジン(ガスター)
  • ラニチジン(ザンタック)
  • 乾燥水酸化アルミニウムゲル
  • 沈降炭酸カルシウム
②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アシクロビル(ゾビラックス、ビクロックス)
  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン)
  • エリスロマイシン(エリスロシン)
  • ガンシクロビル(デノシン)
  • クラリスロマイシン(クラリス)
  • ソタロール(ソタコール)
  • バラシクロビル塩酸塩(バルトレックス)
  • バルガンシクロビル塩酸塩(バリキサ)
  • 腎毒性を有する薬剤
③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • メサドン(メサペイン)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アシクロビル(ゾビラックス、ビクロックス)
  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン)
  • ガンシクロビル(デノシン)
  • ソタロール(ソタコール)
  • バラシクロビル塩酸塩(バルトレックス)
  • バルガンシクロビル塩酸塩(バリキサ)

世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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