薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

シングルタブレットレジメン(STR)

ジャルカ®

ジャルカ/DTG/RPV
商品名 ジャルカ®
一般名 ドルテグラビル
リルピビリン
略名 DTG/RPV
剤形 帯紅白色のフィルムコーティング錠
粉砕・脱カプセル:△
記号 SV J3T
規格(含量) DTG 50mg ・RPV 25mg/錠
保管方法 室温
服薬方法 1回1錠を1日1回
食事中または食直後
食後服用
主な副作用 第III相海外臨床試験(SWORD-1)より:腹部膨満(2%)、頭痛(2%)、疲労(2%)
第III相海外臨床試験(SWORD-2)より:頭痛(2%)、腹部膨満(2%)、下痢(2%)、不動性めまい(2%)
副作用の発生頻度は海外臨床試験の成績を参考にしています。
注意事項 テビケイ® エジュラント®の記載内容を参照して下さい。
胃薬(プロトンポンプ阻害剤、H2ブロッカー、制酸剤)との併用で薬の吸収が低下します。
空腹時や高蛋白栄養剤(エンシュア®など)のみの服用では薬の吸収が悪くなります。(食事量の目安:固形食で390Kcal)
ミネラル(マグネシウム、アルミニウム、鉄、カルシウム、亜鉛)を含むサプリメントは本剤の効果が減弱する可能性があるので同時摂取を避けましょう
薬価2023年4月現在 1錠 5,387.50
1日1錠処方の場合、30日で161,625円
併用禁忌 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • エソメプラゾール(ネキシウム)
  • オメプラゾール(オメプラール、オメプラゾン)
  • カルバマゼピン(テグレトール)
  • セイヨウオトギリソウ(St.John'sWort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
  • デキサメタゾン(デカドロン)
  • フェニトイン(アレビアチン)
  • フェノバルビタール(フェノバール)
  • ホスフェニトイン(ホストイン)
  • ボノプラザンフマル酸塩(タケキャブ)
  • ラベプラゾール(パリエット)
  • ランソプラゾール(タケプロン)
  • リファンピシン(リファジン)
併用注意 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • エトラビリン(インテレンス)
  • エファビレンツ(ストックリン)
  • カルシウム含有製剤
  • シメチジン(タガメット)
  • ニザチジン(アシノン)
  • ネビラピン(ビラミューン)
  • ファモチジン(ガスター)
  • ホスアンプレナビル/リトナビル(レクシヴァ/ノービア)
  • ラニチジン(ザンタック)
  • リファブチン(ミコブティン)
  • 乾燥水酸化アルミニウムゲル
  • 沈降炭酸カルシウム
  • 鉄剤
②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • エリスロマイシン(エリスロシン)
  • クラリスロマイシン(クラリス)
  • ダルナビル/リトナビル(プリジスタ/ノービア)
  • ホスアンプレナビル/リトナビル(レクシヴァ/ノービア)
  • ロピナビル・リトナビル配合剤(カレトラ)
③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • メサドン(メサペイン)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • ピルシカイニド(サンリズム)
  • メトホルミン(メトグルコ、グリコラン、メデット)
⑤その他
  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン)
  • ソタロール(ソタコール)

世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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