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帯状疱疹(Herpes zoster)
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I.感染経路
病原体:水痘・帯状疱疹ヘルペス
感染経路:水痘感染後、ウイルスは知覚神経の末端から後根神経節、三叉神経に入り、神経節細胞内に潜伏感染している。
- 宿主の免疫力が低下すると、潜伏感染していたウイルスが活動化する。
- CD4値に関わらず出現し、300個 /μ l以下になると出現する確率は高い。
- HIV感染者は再発をくり返しやすい。
II.臨床症状と診断
(1)臨床症状
- 皮膚病変が出現するまで、発熱、倦怠感や知覚過敏を生じることがある。
- 脊髄後根神経節、髄外脳神経節に沿って皮膚に紅班性丘疹として現れ、水泡から痂皮形成まで進行する。神経領域に激しい神経痛様疼痛を来す。
- 通常は一神経領域に限局されるが、HIV感染者の場合、複数の神経領域に出現したり、重症化することがある。
(2)診断
- 水疱内容液からのウイルス分離検査
- ヘルペスは皮膚に現れた場合、外見で診断がつきやすいため直ちに治療開始となる。
III.治療・副作用
(1)治療
- ゾビラックス内服
- ゾビラックス点滴
- HIV/AIDS患者の場合は痂皮形成するまで治療を続ける
- 疼痛が残る場合、ペインコントロールを行うこともある
(2)副作用
- ゾビラックス:投与部位の血管痛を訴えたり血管の脆弱化(もれやすくなる)が現れるので、薬液が血管外へ漏れないように慎重に投与する。
IV.看護
- ガーゼで保護し、水疱をつぶさないようにする。
- 血液や浸出液が手に触れたときは、すぐに流水で洗い流すよう指導する。
- 痂皮形成してくると激しい掻痒感を伴うことがあるが、掻いて傷つけないようにする。
- 帯状疱疹は発病初期ほど薬の効果が期待できるので、皮膚に症状が現れたらすぐに報告するよう外来通院時からの指導が大切である。