• 肝炎を合併している場合は、多剤併用療法への影響を考え、治療を組み立てていくことが重要と言われています。

  • 多剤併用療法開始前に肝炎の感染がないかチェックしましょう。

  • 肝炎は正しい予防行動により多くの場合、予防が可能です。

  • パートナーが肝炎に感染している場合は、ワクチン接種を検討する必要があります。


<A型肝炎>

感染経路:経口(例:食べ物や飲料水を介して)

<特徴>
高熱、全身倦怠感、食欲不振、黄疸など

<治療>
急性期の対症療法

<予防>
手洗い
ワクチンがあります。

 


<B型肝炎>

主な感染経路:血液・体液を通しての感染、性行為感染

<特徴>
C型肝炎に比べて慢性化することが少ない。1〜2%が劇症型で発症します。最近は都市部を中心に性感染症として報告されています。

<治療>
抗HBV薬は抗HIV薬との交差耐性があり、治療時は専門医に相談しましょう。
インターフェロン療法(注射)
肝庇護剤の内服 など

<予防>
輸血の禁止、血液など体液に直接触れないようにしましょう。
ワクチンがありますが、CD4数が低い場合は抗体がつかない場合もあります。

<C型肝炎>

主な感染経路:血液・体液を通しての感染、性行為感染

<特徴>
急性感染ののち、20〜40%は自然治癒するが、その他は慢性肝炎となる。慢性C型肝炎では約20年で2〜20%が肝硬変を発症し、その多くが肝臓癌を合併するといわれています。HIV感染症を合併している場合は進行が早くなるといわれています。

<治療>
インターフェロン療法(注射)、リバビリン(内服薬)の併用
肝庇護剤の内服 など

<予防>
輸血の禁止、血液など体液に直接触れないようにしましょう。
現在、ワクチンはありません。